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「戦後」が始まった年

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「戦後」とは一体いつから始まったのでしょうか?

一般的には昭和20年から戦後が始まったとされています。

しかし、昭和20年という年は、
ポツダム宣言の受諾が玉音放送で伝えられ(8月15日)、
帝国陸海軍の全軍に対して戦闘停止命令が発せられ(8月16日)、
アメリカ軍戦艦・ミズーリ号において降伏文書に調印(9月2日)れはしたものの、
講和条約は未だに締結されていない年です。

それはすなわち、国際法上、日本国軍隊による「戦闘」は終結したものの、
「戦争」状態は継続しているということを意味しています。

国際法において、戦争が終結したとされるのは、
あくまでサンフランシスコ講和条約が発効した昭和27年の4月28日であり、
昭和20年8月15日ではありません。

現に、サンフランシスコ講和条約第1条には
「日本国と各連合国との間の『戦争状態は』、
第23条の定めるところにより
この条約が日本国と当該連合国との間に
効力を生ずる日に『終了する』」と記載されています。

私たちは「戦闘」と「戦争」を混同してはならないと考えます。

例えば、韓国と北朝鮮は「戦闘」状態ではないかも知れませんが
「戦争」状態は続いています。
未だに両国の間で講和条約が締結されていないからです。

(参考・引用文献)
・「知られざる日本国憲法の正体」吉本貞昭著(ハート出版)
・「帝国憲法物語」倉山満著(PHP研究所)
・「従属国家論」佐伯啓思著(PHP新書)